さてと、万博にもいったし、することがないなぁ、と今日。「暇だし観光がてら散歩しよう」と私。
久しぶりにゾッとした経験をしたので生々しく皆さんにお話ししたいと思います。
大阪西成、商店街
私自身何も調べずに、旅をすることでワクワク感を覚えながら楽しく観光できるので、いつものように一人で散策しました。
大阪は湿度が高いし気温も高いので暑くて汗がやばかったんですよ、その上、匂ってくるのはタレ、排気ガス、糞尿、アルコール、タバコ。もう気が狂いそうになりましたね。
しかしそんなこんなで歩いていると。動物園前?の駅近くの商店街に辿り着きました。私自身商店街に入るのは初めてだったので抵抗なく入りました。
商店街の中身
商店街の中の匂いは上記に記した中の排気ガスだけが抜けた感じです。
これでも時間は19:00くらい。だけどもう飲み屋や女性が客の呼び込みをしていて少し驚きでしたね。
それでもまぁ想定内でした。中にはスーパーもあったりして「商店街ってこんなところなんだぁ」と少しばかり感激するわし。中には路上で上裸なまま寝っ転がっているおじさんもいたし、人前で堂々とトイレしている酔ったおじさんもいましたね。ちらほら生活保護の話が出ていたり。
なんだかんだ、地方都市で生まれ育っていることもあり、なかなか見慣れない光景を見ることができたので少しは世の中を知れたかなっと思ったんですが、
商店街??
商店街に入って、「一番奥まで進んだしそろそろ帰るかぁ」と呟きつつも、引き返すのは気まずかったので迂回してホテルに帰ることに。そこから5分くらい歩いたところで、ある明かりに目が止まった。
なぜか、そこだけ異様な雰囲気が漂っていた。左右に並ぶお店と、オシャレな街灯、街灯にしては一つの柱につき二つか三つの明かりがついていてとても幻想的だった。その時は「あれ?こんなに綺麗な場所、観光名所に載ってたっけ?」と僕。しかしその時の僕は、これらの真実に気づいていなかった。
混乱と恐怖
左右にある店に目を追いやってなかったので、僕は光に導かれるまま中を歩いてしまっていた。
最初はまだ光の明るさと提灯の明かりがズラーっと続いているものだから、写真を撮ろうかどうか迷っていた。そんなことを考えつつ、綺麗だな、っと感じつつ前を見ながら歩いていたのだった。
それから程なくして人が前から歩いてくるので「写真を撮ったらなんと言われるか、たまったもんじゃない」と写真を撮るのを断念した。ここからが地獄の始まりだった。
気づけば僕は、他の人がさっきみたいに飲み屋の呼びかけをされているのだと勘違いをした。
歩いてくる人が少なくなっても、おばちゃんが「おにぃちゃん、おにぃちゃん」と声をかけてくるものだから僕は振り返って僕以外に歩いている人がいるか確認した。「え?俺?」と戸惑いつつも、僕はようやく左右にある建物に目を通した。「ん????????????、」周りには僕以外人がいない。
にも関わらず、周りからはおばちゃんの「おにいちゃん、おにいちゃん」の声と、「おにいさん、おにいさん、」という若い女性の声が混じって聞こえた。よく店の中を外から見てみると、店の入り口におばちゃんが座っていて、中には少し過激とも言える格好をした若い女性がいた、さすがの私でもようやく真実に気がついたが、怖くてしょうがなかった。なぜなら僕は未成年であるにもかかわらず、ひたすら呼び止めてくるからだ、
相手側も私が未成年であることはおそらく承知の上だろうと考えた私は肝が走ってしょうがなかった。
僕は急いで引き返そうとしたが、後ろには人もおらず、距離があったり、結構前から人が歩いてくるのが見えたことで、引き返さず早歩きで急いでその場から逃げた。早歩きで逃げてもずっと、ずっと声をかけてくる。気持ち悪い上に空腹だったので冷静になれず、少し体調を崩してしまったようだ。
逃げていると鯛?の店があったが、他の店と外観が似ていることからそこから逃げた。
結局、誘惑がすごく、貧しい部分が多い町、西成。と私ながら勝手にイメージしてしまう事になった。
住んでいる人には大変申し訳なく思う。ただやっぱり未成年を誘惑するって、と疑問しか抱けないのが事実。最後まで私は無視し続け、ようやく商店街まで戻ってきた。そして歩いてホテルに着いた今に至る。
そこから、私はその場所について少し時間をかけて調べた。
その場所とは。
私が迷い込んだ恐怖の場所は「飛田新地」であったらしい。かつて昔は繁栄していた遊郭であったという。結構歴史の古い場所で江戸っぽいとネットには載っていた。確かに某有名アニメの知識をもとに視点を作ると、確かに江戸、明治、大正っぽかった。
最後に。
もしみなさんが僕のような、調べないで旅をしたい!という似たような方がいる場合は、危険なとこだけを絞って調べてから、散策してみるのもアリかなと思います。にしてもいやぁ、大阪がここで爪痕を残してくるとは思いませんでした。
それでは、また。
みなさんが旅行で恐怖の場面に遭遇しないことを心から願っております。
2025年8月 仮名Saderia Nemiより。
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